「復活のハンドキャノン」タナカワークス デザートイーグル.50AE その1:ハドソン デザートイーグル

モデルガン全盛期はちょうどアメリカとソ連が睨み合っていた
東西冷戦の時代。

日本はガンガン高度経済成長していたことでした。

日本は西側、つまりアメリカの陣営にいた国ですから
東側、つまりソ連の味方の国の情報は中々手に入れづらいです。

そんな中、東側を代表するアサルトライフルであるAK-47や
Vz61スコーピオンなど、東側のモデルを
資料もないのになんとかモデルアップしてしまい、

しかも作動性は最悪で手動でもジャムが起き、
耐久性も最悪で発火すればすぐ壊れるという、

モデル選択も設計も
なんでこんなに個性豊かなんだろう?(褒め言葉)
という、面白(?)メーカーがありました。
※これら全て個人の感想です。

その名はハドソン産業。

一部のモデルガンマニアにはツボを抑えてくれる最高なメーカー、
他の一部のモデルガンマニアにはトンデモ設計のあまりお付き合いしたくないメーカー、

そして、ほとんどのモデルガンマニアには最凶(狂)モデルガン、
「トカレフTT33」を生み出した伝説のメーカーとして
モデルガンの歴史に深い爪痕を残すメーカーさんです。

このメーカーさんは既にモデルガン業界から撤退しています。
そのため、販売していた製品が絶版となり久しいです。

そんな、ハドソン産業製モデルガンの中でも、
比較的マトモ(?)で発火できるとすごい迫力だったのが
デザートイーグルでした。

背景のカッティングマットの方眼が大きいもので1マス1cmなので
このモデルガンがいかに大きなものかわかると思います。


カートもバカでっかくで、これが真鍮製なので
とても重たいです。

当然ながら、マガジンも巨大。

スライドを開いた時の
ブリーチ(ボルト)もチャンバーも親指が入るほどでかい。

実銃もこんなバカでっかいカートリッジを使うため
ショートリコイル方式のようなチャチなロッキングではなく
ライフルで使用されるようなロータリーロッキングを使っている、
と聞いたことがあります。

で、ショートリコイル等を使ってないので
モデルガンではストレートブローバックで良いことが
幸いしたのかはわかりませんが、

ハドソンさんが作っても同社の他の製品に比べて
作動性、耐久性の面では良い方だったそうです。
(あくまで、同社製品内での比較ですが)

しかし、ハドソン産業はモデルガン製造から撤退し、
製品を作るために使用する金型は他メーカーに売却されました。

そして、このデザートイーグルの金型を引き取ったのが
あのハドソン 南部十四年式を魔改造レベルで改良し
作動性・耐久性ともに別次元で向上させ、

「タナカワークス 南部十四年式」

として販売した、

タナカワークスだったのです。

・・・主役が出てきてないのに恐縮ですが、
思い出がたりだけで1000字を超えたので
今回はここまで。

次回、主役のタナカワークス デザートイーグルが登場します。

〜その2へ続く〜

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