「3分間待ってやる!」ムスカの愛銃~エンフィールドNo.2 Mk.1モデルガン その1:このモデルの紹介(レビュー)~

みなさん、こんにちはです(^-^)

突然ですが、天空の城ラピュタという映画をご存知ですか?

少年パズーと少女シータ、愉快な空賊たちの冒険の物語、彼らの前に立ちはだかるTHE・悪役が、

「見ろ!人がごみのようだ!」

でおなじみのムスカ大佐です。

で、今回の主役は、シータのおさげをぶっつんしたにっくきムスカ大佐の愛銃についてです。

この銃の正式名称は、エンフィールドNo.2 Mk.1で第二次大戦時にイギリス軍が採用していたれっきとした軍用拳銃です。.38エンフィールド弾薬を6発装填することができる中折れ式リボルバーでした。

モデルガンでは、マルシン工業がモデルアップしており、所有しているのは同社の組み立てキットモデルです。

中折れ式というのは、こんな感じに銃身、シリンダー、フレームの一部が前方に倒れこむ方式のことです↓

上の写真のようにロックを外して中折れが始まり、銃身をもって前に倒すと下の写真のところまで倒れます。その間に、真ん中の写真のように、内部機構により部品がせり出して戻ります。

この機構により、こんな風にカートリッジの排莢・再装填ができます↓

1.「3分間待ってやる!」抱き合う二人の若人を眺めながらロックを外して中折れ開始

2.内部機構が作動。部品がせり出し、薬きょうを持ち上げる。

3.そのまま勢いよく前に倒すと薬きょうが外にはじき出され、シリンダーが空になる。

4.弾薬を再装填する。

5.装填完了!「時間だ。答えを聞こう!」

天空の城ラピュタでは、ムスカが「3分間待ってやる!」の名台詞をぶちあげたあとに、これと同じ動作をして排莢・再装填を行っていました。ちなみに、コンテでは6発弾丸を撃ち尽くしたので再装填するために「3分間待ってやる!」と言っていたそうです。さすがムスカきたない・・・まぁ、努力むなしくバルスされ、「目がぁ、目がぁ~」となりますが・・・

通常、リボルバーはシリンダーが左か右にスイングアウトして開放、エジェクターロッドを押して排莢、再装填してシリンダーをもとに戻します。

対して、この中折れ式だとシリンダーを開放する操作と同時に内部機構により薬きょうが排莢されるので、通常に比べ素早く再装填ができるわけです。

しかし、中折れ式は射撃時の衝撃を受け止めるフレームが分割されているので、強力な弾丸が使用できないのが欠点です。

~その2へ続く~

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