「裏切りは女のアクセサリーよ」峰不二子の愛銃 マルシン ブローニングM1910HW 組み立てキット その4 〜発火、そして破損・・・〜

こんにちはです(^○^)

前回は組み立てを行い、完成まで持っていきました。
今回はいよいよ発火していきます。

果たして、ナイロン系樹脂となって強化され、
アルミカートでさらに負荷の下がったことで
耐久性はどこまで上がったのでしょうか?

結論:壊れた。(ナイロンバレルは無事)

はい。結論から言うと、スライドが割れました。
強化されていないスライドが割れました・・・。

経過数は15発。
後半は不発が増えていきました。

発火の様子

発火自体はすこぶる快調です。

不発はありますが、
サイドファイアかつストライカー式であることを考えると
まだ調子が良いと思います。

破損の様子

破損の様子はこちらです。

スライド先端、レール前方の付け根から亀裂が発生し割れております。
色々原因を考えてみたところ、

フレームスペーサーの前端は
Rは少し取ってあるものの角ばっているのに対し、
スライドのレール溝前端はRになっています。

これらをフレームとスライドのみで噛み合わせて見ると
スライドを最大限引いても写真のように
フレームとスライドの間に隙間ができます。

つまり、スライド後退時に、
スライドのR部がフレームスペーサーの角部にぶつかり
R形状ゆえにスライド溝部を中心に外側へ押し広げられるような力が発生、
それが繰り返されることにより割れが発生したと考えられます。

この部分周辺は元々、スライドリングが噛み合うバネ性のある金具が
常にスライドを内側から外側へ押し広げる力がかかることもあり
この現象に弱いのではないか、と考えます。

対策案

基本的には下記二つです。

  1. フレームスペーサー前端を削り、Rとの干渉を防ぐ。
  2. スライド下端と接触するフレームスペーサー前端部に
    ゴムを貼り付けて衝突時の衝撃をやわらげる。

1についてはマルシン ベレッタM9シリーズでは
実装されていたと記憶しています。

あまり削りすぎるとレールの噛み合い長さが短くなり
スライドががたつくので様子を見ながらやろうと思います。

2についてはゴム板やスポンジを
フレームスペーサー全部に貼り付けて対応です。
分解組み立てに支障のない範囲にする必要があります。

これらの対策をしたらまた発火してみます。

〜その5へ続く〜

 

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