「唯一のストライカー式センターファイアブローバックモデルガン」タナカワークス グロック17 エヴォリューション2 その1 改良の歴史

こんにちはです^_^

オートマチックハンドガンの撃発方式としては
大きくハンマー式とストライカー式の
二つがあります。

ハンマー式は主にフレーム内に設置された
スプリングの力でフレーム後端のハンマーを回転させ
その力をスライド内のファイアリングピンに伝えて
カートリッジ後端のプライマーを撃発させる方式。

ストライカー式はスライド内に設置されたスプリングの力で
直接ストライカーを動かしプライマーを撃発させる方式です。

オートマチック機構の部分のみ焦点を当てると、
ハンマー式はハンマーとスライド動作が
ほとんど独立しているのに対し、

ストライカー式はストライカースプリングを
スライド閉鎖直前の伸び切った状態で圧縮できるような
強力なリコイルスプリングを用意する必要があります。

これを踏まえると、オートマチック機構を動作させるのに
最低限の力しか与えることができないモデルガンでは
ストライカー式の機構を再現するのは困難が伴うことがわかります。

(キャップ火薬を発火させるために
それなりのスプリングを用意しないければならないが
リコリルスプリングもそれに合わせて強化しなければならない。

リコイルスプリングを強化すると
ブローバックエネルギーを消費してしまい
動作不良につながる。)

実際、ルガーP08等、
実銃がストライカー方式の発火モデルガンは
内蔵ハンマー式を採用など

作動性を優先した設計に変更されて
世に送り出されてきました。

ある1機種を除いては。

タナカワークス グロック17

僕がモデルガンを始めたのは90年代ですが
その頃にはすでにタナカワークスがグロック17を商品化していました。

業界唯一のストライカー方式の
ブローバックモデルガンとして。

大戦期の実銃をモデルとした製品が多いモデルガン業界の中で
現代銃の代表とも言えるグロック17のモデルガンは
業界唯一の機構も相まってとっても魅力的なモデルガンでした。

店頭で見かけて、びっくりして
その後お小遣いを貯めに貯めて購入。

当時はタナカワークスは業界最強のブローバックパワーを誇る
パラカートリッジを採用していましたが

ネット上では「うち味は別次元だがパワー強すぎで一撃で壊れる」
との書き込みを見かけたので

マルベリーフィールド社から発売されていた
CPカートリッジ変換キットに入れ替えて発火しました。

・・・結果、50発ほどでバレル基部が破損。

僕の中で「これぞタナカワークス(裏)」(強度不足)という言葉が
出来上がった瞬間でもありました。
(「これぞタナカワークス(裏)」の詳細についてはこちらの記事をご参照ください。)

ただ、恐ろしいことに、タナカワークスさんが発売していた
現代オートマチックモデルガン3機種の中では
これでも一番強度がある方とのことでした。。。

エヴォリューション

社会人になったころ、タナカワークス社が
「エヴォリューションシリーズ」と称して

従来機種のブローバック性能・強度改善を施した
製品をリリースしました。

僕もP220とグロック18を購入しましたが

タナカワークスでは最弱のモデルガンだった
P226シリーズ(P220)が
発火しても壊れなかったり、

グロック18も発火しても壊れませんでした。。。

・・・嘘です、グロック18は壊れました。
バレル基部が。

エヴォリューションではバレル基部に
金属製のロッキングラグをねじ込むことで
基部破損対策をしていたみたいなのですが

どうも発火の衝撃でネジが緩んだらしく
緩んだ状態でバレル基部が破損し

バレルとフレームが噛み合って
スライドが抜けなくなる事態に。

なんとか誤魔化して分解できましたが
あんまり発火しないモデルガンとなってしまいました。

で、ここからようやっとエヴォリューション2について
書こうと思ったのですが、文字数が1500字を超えたので
その2で話そうと思います。

毎度、前振りが長くてすみません。

〜その2へ続く〜

 

スポンサードリンク



コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください