減音ボックス2開発記録 その1 〜動機と現状把握実験〜

こんにちはです(^○^)

今回より、過去に作った減音ボックスの次世代機、
減音ボックス2の開発を始めたいと思います。

・・・といっても、今回もダンボール工作の予定なので
開発と言いつつ、実際は工作記になります。

作りながら書いていきますので、
「結局、作れませんでした」
もあり得ますのでご承知おきください。

きっかけ

僕の住んでいるアパートは、
単身赴任の方が居住することが多いアパートです。

車社会なので、みなさん車を持っているのも普通。

こんな感じなので、休みの日はみなさんご家族の元へ帰宅し、
居室にいるかどうかは駐車場を見ればわかりました。

なので、モデルガンを発火する時は駐車場を確認し、
車がいないことを確認して発火できました。

それも、みなさん土日はほとんどご家族の元へ帰るので
基本的には休みの日は発火し放題でした。

 

で、最近隣に越してきた若いお兄さん。

車を持っておらず移動手段は自転車のみ。
独身でインドア派のようで、休日は1日中家にいます。

こうなると、これまでと異なり発火機会が激減します。
有給とった日くらいしか発火できません。

ということで、読者の皆様もお気づきかもしれませんが
最近、発火関連の記事を出せていません。

この状況、せっかくの調整も試せないので
それなりにフラストレーションが溜まります。

過去に作った減音ボックス

実は過去に発火音を提言する道具を作ったことがあります。

ただの段ボールの箱・・・なんですが、
減音ボックスと命名している箱です。

この中でモデルガンを発火すると、
大体10dBくらいの音圧低減効果が得られます。

元々は耳栓をいちいちつけるのが面倒で作ったものです。

「隣を気にしなくていいくらい減音できる道具を作ろう」

うちのアパートは僕が入居当初から隣に住んでいる
おじちゃんの爆音いびきが聞こえるくらい壁が薄いです。
(いつも元気だなぁ、と思いながら聴いています。
一周回って気持ちの良いくらいのいびきです^_^)

そして、こんなに壁が薄いにも関わらず、お兄さんの部屋からは
物音ひとつ聞こえません。(この記事書いてる今でも。)

なので、お兄さんは基本的には静かに過ごすことが
普通の方と見受けられます。

音圧は、

図書館で40dB、
静かな事務所で50dB
通常の会話で60dB

くらいです。

減音ボックスは10dB程度、音圧を下げることができます。

以前、隣に暮らしていた方がお友達とのおしゃべりや電話などをすると
僕の部屋まで聞こえてきたことを考えると、

オートマチックでも80〜90dBクラスの爆音を発する昨今のモデルガンでは
ちょっと性能がこころもとないです。

そこで、隣に聞こえても違和感を感じさせないくらい
減音できるボックス、「減音ボックス2」を作ろうと考えました。

部屋の壁の防音性能把握実験

まずは、部屋の壁がどの程度まで音を防いでくれるのか測定することとします。
といっても、隣の家にあげてもらって、
音圧測定アプリを起動したスマホを置くわけにはいきません。

そこで、自室の構造を利用して性能を確認することにしました。

こんな感じです。

キッチンとクローゼットの間には壁があるので
クローゼットにスマホを置いて、キッチンで発火させれば
ある程度、壁の防音性能に近いものを測ることできると考えました。

ただし、各部屋には木製のドアで仕切っているので
そこからの音もれがあるため参考程度となります。

また、木製ドアの防音性能も測るため
キッチンで発火し、居室でも測定します。

使うモデルガンはマルシン M9A1 X-PFCです。

結果

測定場所1(キッチン-居室)

何もしていない時の居室の音圧はこの通りです。

最大で58dB。

モデルガンを発火すると下記の通り。

M9A1を発火すると83dBくらいの音が出るので
大体10dB程度の低減でしょうか。

これとは他に発火音の録音もしたのですが
はっきりわかる発火音が録音されていました。

測定場所2(キッチン-クローゼット)

何もしていない時の音圧は下記の通りです。

発火させるとこんな感じ。

20dBくらいの低減効果です。

60dBだと通常の会話レベルとなります。
・・・うちのアパートの壁だと、聞こえちゃいますね。

あと、発火音も録音してみたのですが
こもって小さくはなっているものの、
やっぱり単発の「パン」という特徴でした。

これが連続で聞こえると
「何しているんだろう?」
ってなりそうな特徴的な音なので
やはり、なんらかの対策が必要そうです。

減音ボックスの改良方針 -吸音材を使って吸音性能を高める-

実験結果から、特徴的な「パン」という音が
隣に聞こえない、あるいは気にならないレベルまで
減音する必要があることがわかりました。

目標値としては、ボックスの外で
40〜50dB代、いっても60dB代を目指したい。

ネットで防音に付いて調べてみると、
吸音材という多孔質材を使って
音のエネルギーを減らす(熱エネルギーに変換する)
必要がありそうです。

吸音材はポリウレタンやメラミンスポンジ等、
ホームセンターに売ってそうなものが使えそうなので
今後検討していきます。

まずは、今ある減音ボックスを改造して
試作機を作るところからですね。

うまくいったらカメラを設置できるスペースも作り、
内部で発火動画の撮影ができるようにしたいです。

〜その2へ続く〜

 

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減音ボックス2開発記録 その1 〜動機と現状把握実験〜” に対して2件のコメントがあります。

  1. 高濱俊彦 より:

    以前見た「ザ・シューター ~極大射程~」という映画で主人公がライフルで狙撃をする際にペットボトルを利用したサイレンサーを使っていました。
    「ペットボトルサイレンサー・・・結構使えるぜ」というセリフが印象的でした。
    映画特有のウソもあるのでしょうが、一考の価値はあるかと。

    1. sho- mg より:

      コメントいただきありがとうございます。

      マズルに取り付けられるサイレンサータイプで
      十分な防音ができれば良いのですが、
      モデルガンでは構造上難しいと思って箱にしています。

      実銃では火薬の圧力の解放は、
      チャンバー内で起こり、カートが引き出されるのは圧力が下がってからですが

      モデルガンではカート内のピストンが前進し切ったあと、
      つまり、カートが半ばチャンバーから引き出された後であり
      カートの前にはデトネータやインサートがあります。

      つまり、発火の音がエジェクションポート側へ跳ね返される可能性があるということです。

      また、実銃でも射撃に伴う騒音は火薬の爆発音よりは
      作動によって各部品が激しくぶつかり動く音の方が大きいそうです。

      弾丸の発射機能以外を再現しているモデルガンでも
      同じと考えられるため、モデルガン全体を防音措置する必要があります。

      上記より、モデルガンの周りそのものを吸音材で包み込んだ次第です。

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