iSDレビュー:iSDが魅せてくれた「モデルガン×電子工作」の可能性

みなさん、お久しぶりです(^-^;

ずぅーとブログ書いておりませんでした。すみません。

最近はずっとカートリッジ自動組立機にかかりきりで、
上手くいかないところだらけでそれなりにグロッキーに
なっておりました。

そこで、気分転換とある目的を達成するために
3/31のVショーに参加してきました。

その目的とは、モデルガン界隈を騒がせている(?)、iSDを手に入れることです。

iSDとは?

 

iSDはサークル切粉様が個人で製作されていらっしゃる、
赤外線を利用したシューティングデバイスです。

その昔MGCからシューター・ワンという、やはり赤外線を利用した
モデルガンでシューティングができる装置が販売されていました。

iSDは、そのことを知ったサークル切粉様が、
個人で作り上げたそれまでとは異なる動作原理を持つ
赤外線シューティング装置です。

特徴的なのは、トイガンが作動したか判断するのに
「音」を使うこと。

トイガンの作動音をマイクで感知して、
赤外線を専用ターゲットに照射して、

赤外線を感知したターゲットが反応する、
という仕組みです。

音を使用しているため、ガスブローバックの動作音でも
作動させることができ、BB弾によるけがの心配なく、
モデルガンでもシューティングが楽しめます。

このシステムが進化していけば、
BB弾ではどうしてもついてしまう射程の制限を
なくすこともできるかもしれません。
(赤外線が飛ぶ範囲でですが・・・)

そんな、とても夢があるシューティングシステムなのです。

開封レポート

それでは、Vショーでいの一番に手に入れた、
iSDの開封レポートを行っていきます。

・・・いの一番なんです。

サークル切粉様にはご迷惑をおかけしました。

実は、開場して真っ先に6F切粉様ブースに赴き、
まだ開店準備をしている最中に話しかけて、

しかも、PMCターゲットではなくアクションターゲットに
交換してもらって購入するという、

よく考えたら相手の忙しさを考慮していないことを
やらかしていたわけです・・・

サークル切粉様、大変申し訳ございませんでした。

なので、丁寧にレビューさせていただきたいと思います!

梱包を開封!

ご覧の通り、簡素ですがきれいな化粧箱に梱包されております。
右隣にあるのは、アクションターゲットのおまけでついてくる
撃ったときポンと飛ばすための小さな容器です。
(どんな感じの使い方をするかは、のちの動画でご確認ください)

 

蓋を開けると、QRコードが出てきます。

一緒にいただいた同人誌(1冊おまけしていただきました。感謝!)にも
使い方は書いてあるのですが、

QRコードを読み取るとサークル切粉様のホームページに飛び、
カテゴリから該当記事を選ぶことで使い方が分かるようになっています。

本業はオリジナル家具の製作をされているとのことで、
梱包など販売の仕方、接客など非常に丁寧になされています。

梱包を開封すると、中から二つの機械がでてきます。

こちらがトイガンに取り付けるデバイスです。
20mmレール対応となっており、作動音の感知と赤外線の照射を担当。
予備の電池が付いております。

こちらがターゲットです。
大きな穴の奥に赤外線の受光センサがあり、
ここで赤外線を感知することで着弾の判定をします。

私が購入したのはアクションターゲットというもので、
着弾すると、本体裏側のギミックが作動して、
容器を天高く放り出します。

他には、PMCターゲットという、
着弾すると円盤状の的が前後にパタパタと動くターゲットがあります。

使用前の準備

使用前にターゲットに電池を入れる必要があります。

本体裏側に仮止めされているカバーを開けて、
電池ボックスに単三電池を4本入れます。

見ての通り、ユニバーサル基板という
手作業で回路を作っていく基板で
回路が作成されております。

このユニバーサル基板で回路作るのって
とっても手間がかかるんです。

また、ロット番号と思わしきテープに
検品のハンコが押されていて、
とても丁寧に作られているなぁ、と実感します。

「たとえ、同人活動だとしても、
製品を世に出すのだから責任を持つんだ!」
という意識を感じます。

(もしかしたらケースメーカーの検査印かもしれませんが・・・)

電池を入れてネジを締めたら、後ろにあるL型アングルを
写真の位置に付けます。

次は、デバイスの準備です。

デバイスはテスト用の電池がすでに組み込まれていて、
そのままスイッチを入れれば使用できるのですが、
中がどうなっているか気になるので開けてみました。

写真の位置にある六角穴付きのネジを外すと、
前後にデバイスが開くようになります。

デバイスを開けるとこんな感じ。

非常に狭いスペースに電池、基板、部品がきれいに納められております。

・・・見ただけでわかります。これ配線するのめっちゃシンドイ。
おそらく、この基板の製作が時間がかかる上に神経を使うのではないでしょうか。

とても興味深いのが、この配置。

左の写真の真ん中の穴に赤外線LED1が、
右の写真の奥にレンズが入っています。

これ、赤外線LEDがデバイスの後部にあるんです。

おそらく、レンズとの焦点距離を稼ぐために
こんな配置になっているのだと思います。

普通に考えると、赤外線LEDを前方に持って行った方が
自然な気がしますが、

照射距離を伸ばす、光を収束させて拡散しないようにするなどの
目的があるのかもしれません。

(電源電圧は3Vなのですが、
この電圧だとそこまで出力を稼げないので・・・)

取付は、20mmレールを止めているネジを緩めて、
レールに取り付けます。

いざ、シューティング!

さて、お待ちかねのシューティングです。

ターゲットの電源を入れると、機構が動くので
もとに戻し、その上に容器を置きます。

このあと、デバイスの電源をいれ感度調整をしながらシューティングします。

おまけ容器を使ってシューティングしてみました。

ご覧のとおり、照準を合わせた容器が上に飛ばされています。

空き缶でもやってみました(^-^)

空き缶でやると音がいいですね!(^^)!

ただ、一見完璧に見えますが、
実はいろいろなところにまだまだ改良の余地があると、
同人誌の中で語られています。

私もデバイスの調整中に、それは実体験しました。

音に反応するシステムなので、
発火音だけでなく、スライドの操作音などにも反応してしまいます。

調整しているときも、
スライド閉鎖やハンマー空撃ちの音で
反応してしまいました。
(可変抵抗を限界まで回しても反応します)

ですので、遊ぶときはチャンバーに装填してから、
デバイスのスイッチを入れる必要があります。

また、複数のターゲットに対し、
故意に横に動かしながら作動させると
複数のターゲットが作動してしまうそうです。

・・・これの解決はなかなかに難しい・・・

現在デバイスはmodel01で、
model05まで企画しているそうなので、
きっと、改良してくださるはずです!(^^)!

ただ、それらの問題を差し引いても超楽しいです!

モデルガン×電子工作の可能性

モデルガンは純粋な機械工学の産物です。

それに対し、iSDは新たに電子工作の世界を持ち込みました。

純粋な機械は、物体と物体が接触し、
力が伝達されて初めて機能するものであるため
弾丸を飛ばせないモデルガンでは永遠に的を倒すことはできません。

しかし、iSDはそこに電気工学を投入し、
目に見えない光線を飛ばすことで、

弾の飛ばないモデルガンによるシューティングを可能にしました。

バン!という音とともに、空き缶が飛んでいき、
硝煙のにおいが漂うさまは、
いままでどんなにあがいても感じることのできなかった世界です。

産業革命、IT革命・・・どんな時代も、
新しい技術の投入によって、新しいステージに入り、
いままで逆立ちしてもできなかったことが可能になります。

iSDは、純粋な機械工学の産物でしかなかった
モデルガンの可能性を広げてくれる、
夢のツールなのかもしれません。

モデルガン×電子工作の可能性。

モデルガンで当たり前のように
シューティングできる未来。

そんな夢を現実にさせてくれる可能性であるiSDを
是非一度、手にしてみてください!!

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