「現役日の丸拳銃」タナカワークス SIG P220 陸上自衛隊 エヴォリューション ~その3:発火~
みなさん、こんにちはです(^-^)
前回は変形し、不調に陥ったマガジンの修正方法をご紹介しました。
今回は、修正したマガジンを使用して発火した様子をお伝えします。
発火条件
- マガジン装弾数は8発。対してエヴォリューションカートリッジは15発あるため、8発、7発の組み合わせで発火する。
- マガジンは新品マガジンではなく、修正したマガジンを使用する。
それでは発火していきます(^-^)
1マガジン目(8発)
- ノントラブル!全弾発火!
2マガジン目(7発)
- ホールドオープンからスライドストップ解除による装填をしようとしたが、スライド前進力がカートリッジの抜弾抵抗に負け、スライドが前進しなかった。動画の通り手でスライドを少し押すと前進・装填した。(もう少しマガジンの調整が必要かな・・・)
- その他トラブルなし。
3マガジン目(8発)
- ノントラブル!全弾発火!
4マガジン目(7発)
- ノントラブル!全弾発火!
5マガジン目(8発)
- 1発目、3発目、5発目装填不良(不完全閉鎖)
この装填不良ですが、下の写真の通り、閉鎖寸前でスライドが停止するという現象が多発しました↓
この閉鎖不良、スライドを押してもビクともしませんでした。何度か装填を繰り返してやっと閉鎖、無事発火できました。
6マガジン目(7発)
- 3発目、4発目装填不良(不完全閉鎖)
5マガジン目で発生した閉鎖不良がここでも発生しました。
5、6マガジン目閉鎖不良の考察
- カートリッジの連続使用により汚れのたまる後半に発生している。
- エヴォリューションカートリッジはOリングの摩耗が速い。発火後、ヘキサゴンCPカートリッジのようにトップ上面にOリングが乗り上げている個体が数個発生している。また、Oリングの一部がえぐれるなど、損傷も見られる。
- 上記要因により、後半になるにつれトップの挿入がやりづらくなった。
- これらのことから、Oリングの摩耗により中途半端に入ったトップが傾いてライナー内面に引っかかったり、途中でOリングがトップに乗り上げたりして過大な抵抗となって閉鎖不良を引き起こしたと考えられます。
ただ、これだとスライド閉鎖直前で閉鎖不良が発生することが説明できません(>_<) ほかの要因なのかな・・・。
発火結果
※2マガジン目のトラブルは装填不良に入れておりません。(手でちょっと押せば前進したので(^-^))
成功率89%!これだけでもかなり調子のよいモデルということがお分かりいただけると思います。また、スライド、フレーム、バレルなど、どの部品も大きな変形、破損はしておりません。
また、注目していただきたいのは、4マガジン目(30発)までは連続ノントラブルです!!(一部手で押してますが・・・) つまり、キレイなカートリッジを用意すれば今回以上の成功率でバンバン発火できる可能性があります。
前回ご紹介したとおり、発火するにつれマガジンが変形していくと不調に陥りますが、そこさえ注意すれば大変快調なモデルです。貴重な現役日の丸拳銃のモデルガン、手に入れておいて損はないと思います(≧▽≦)
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