「進化した名機」マルシン ベレッタM9A1 組み立てキット その3 〜組み立て〜

こんにちはです(^○^)

前回はパーティングライン処理を行いました。
今回は組み立てを行っていきます。

フレームの組み立て

フレームにサブフレームをはめ込みます。

ラッチリリースボタンを組み込みます。

このベレッタM92シリーズ、M1910コルト25オートを組み上げた後だと
部品点数や同じようなばねの多さが目につきます。

M1910を設計したジョン・ブローニングは
なるべく部品点数を少なく
シンプルに設計するようにしていたそうです。

こんなところにも設計しそうが現れてますね。

ラッチリリースボタンを押し込みながら
反対側からディスアッセンブリングラッチを組み込みます。

フレームスペーサーをフレームに組み込みます。
ちょっと力が入ります。

シアーを組み込みます。
まずは、瞬間接着剤でシアーとシアースプリングを接着して
その後にラジオペンチなどでシアーを摘んで
位置を調整しながらシアーピンを挿入します。

エジェクターを取り付けます。
注意して欲しいのは、
各ピン類は必ず説明書に書いてある方向から打ち込みます。

挿入方向と反対側を少し狭くして
摩擦で固定する仕組みなので
説明書通りの方向からピンを入れます。

ハンマーリリースレバー、
ブロックリフターを組み込みます。

まずハンマーリリースレバーが引っかかるくらいにピンをいれ
ブロックリフターをフレームに入れた後、
ピンを全て打ち込みます。

この時、ハンマーリリースレバーが
シアに引っかかってないといけないので
結構、神経を使う作業です。

組み込み終えたら各部品がうまく動くか
指で動かして確認します。

次にハンマーを組み込みます。

ハンマースプリングを組み込みます。
組み込んだらハンマーリリースレバーを押し込みながら
ハンマーがスムースに動くか確認します。

トリガーを組み込みます。

スライドキャッチを組み込みます。
まずはスライドキャッチブシュを組み込みます。

モデルによっては付属していない部品です。

マルシンベレッタシリーズの持病として
スライドキャッチ軸穴の緩みから、キャッチが外に逃げて
マガジンフォロワーの下に突起が入ってしまい
マガジンが抜けなくなることがあります。

ブシュは軸穴を保つ役割をもつ部品なので
しっかり取り付けてください。

次にスライドキャッチを組み付けます。
ちょっとコツが入りますので
取説や写真を参考に諦めずに組んでください。

トリガーバーを組み込みます。
ある意味、最難関ポイントです。

説明書通りだと、こんな感じでドライバーで
トリガースプリングを起こしながら
横からトリガーバー軸を挿入するのですが

ばねがドライバーから外れて入らん!

なので、ラジオペンチでばねを摘んで
軸を挿入しました。

トリガーバースプリングを組み込みます。

マガジンキャッチを組み立てて組み込みます。
これも、取説をよく見ながら組み上げてください。

グリップを組み付けます。
M9と異なりマイナスドライバーではなく
六角穴付きボルトに変更されています。

ただ、このボルト、キット付属の六角レンチではサイズが合わず回せません^ ^;
サイズが合うものの用意が必要です。

バレルの組み立て

チャンバーピンをバレルに組み込みます。
X-PFC用のかっこいいチャンバーピンです。

ロッキングブロックプランジャーを挿入後、
ピンを挿入して抜けないようにし、

ロッキングブロックスプリングと
ロッキングブロックを組み込みます。

ちなみにロッキングブロックスプリングは
径の大きい方をロッキングブロックに挿入します。

スライドの組み立て

さて、難関ポイントその2です。
リアーサイトの組み付けです。

以前組み立てた時にはそれほど苦戦しなかったのですが
リアーサイト、フレームともにバリが立ってきており
そのままでは組み付けできませんでした。

とりあえず、リアーサイトのバリをデザインナイフでとってみたものの
入っていかない。

そこで、引っかかる手前でマイナスドライバーを差し込み
ガイドがわりにして押し込んだところうまくいきました。

エキストラクターを組み込みます。

セフティレバーを組み立てます。

トリガーバープランジャーとそのスプリングを組み込みます。

さて、難関ポイントその3です。
セフティレバーの組み込みです。
かなりコツが入ります。

取説よく読み、下記写真を参考にしながら組み立ててください。
(組み立てが複雑で、こう表現するしかない・・・)

ライトセフティレバーを組み込みます。

前回のキットでは塗布されていなかった
ネジの緩み止め剤がネジに塗布されています。

このネジは小さくで緩みやすく
瞬間接着剤を少量つけて止めるなどの工夫をしていた部分なので
ありがたいです。

ファイアリングピンブロックを組み込みます。
組み込んだらドライバーで押してうまく動くか確認します。

バレル、スライド、フレームの組み込み

バレルをスライドの組み込んで
リコイルスプリングとガイドを挿入します。

M9からの変更で、ガイドがプラスチック製に変更されています。

スライドをフレームに組み込みます。

ディスアッセンブリングラッチを回しておき
バレルをいっぱいに押し込み、元に戻します。

最後にマガジンを挿入して完成です。

カートの組み立て

カートのプライマーにOリングを取り付けます。
僕の場合は写真のようなジグを3Dプリンターで作って使ってます。

気づいたこと

一度ハンマーダウンをしてからスライドを引いてみると
ファイアリングピンが突き出したままになっていました。

どうも、トリガーバープランジャーの動きが悪く
元の位置に戻らないせいでトリガーバーが常に下に押され

ブロックリフターが上昇せず、
ファイアリングピンブロックが上昇せず
ファイアリングピンの動きを妨げているようです。

今回は手動でガチャガチャやって当たりをつけるために
オイルレスで組み立てているので
当たりをつけた後、全分解、注油時に調整してみます。

今後は、1週間くらい手動でガチャガチャ動かして
当たりをつけた後に注油、発火です。

〜その4へ続く〜

 

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「進化した名機」マルシン ベレッタM9A1 組み立てキット その3 〜組み立て〜” に対して1件のコメントがあります。

  1. colt1911 より:

    マルシン92シリーズはハーフコックが出来ない為、セフティを掛けて戻す場合、暴発する可能性が高いです。ハーフコックが出来る様に調整が必要と思います。参考迄に❗️

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