減音ボックス2開発記録 その2 〜機能試作品テスト〜

こんにちはです(^○^)

前回より始めた減音ボックス2制作の続きです。
今回は現状の減音ボックスを改造して作った
機能試作機の組み立てとテストです。

現状減音ボックスの分解

まずは現状の減音ボックスを分解していきます。
現状品だけで大体10dBくらいの音圧低減ができるのですが
今回はさらなる減音を目指すので分解して試作機のベースとします。

といっても、やることは箱を開けて
吸音材代わりの梱包材を抜いていくだけです。

現状の減音ボックスは二重構造になってまして
中の小さい箱の周りに梱包材が敷き詰められています。

それらをどんどん取り除いて、
中の箱も開放します。

箱の内部をみると随所に発火のダメージが。
右側面にはカートの激突痕がありますし、
銃口側には煤が付いています。

内部の箱を取り除いたら、中身を雑巾で拭き取ります。

ここから、機能試作品を組み立てます。
まず、前方の穴を塞ぎます。

この穴は元々長物対応していなかった減音ボックスを
半ば無理やり長物対応させるために開けた穴で
穴の外に梱包材を詰めたゴミ袋をつけて簡易的な防音としています。

機能試作機の組み立て

今回、吸音材はこれを使いました。

ホームセンターに売っていたカームフレックスF4という吸音材です。
今回はたくさん使う可能性があったので、
量とコストを考えてこちらを選びました。

必要サイズにカットして、

裏面に両面テープを貼り付けて

箱の内側に貼っていきます。

吸音材はスポンジ面を内側にします。
両面テープはツルツルした被膜側に貼ります。

完成した試作機はこんな感じです。

防音性能確認試験

機能試作品ができたので試験しました。

まずは直接の防音性能確認です。

こんな感じで、音圧測定アプリを起動したスマホを
箱側面から50cmの場所に設置し、発火させました。

使用モデルガンは前回と同じ
マルシン M9A1 X-PFCです。

結果は下記のようになりました。

74dBです。

M9A1は普通に発火させると83dBくらいですから
約10dB程度の減音効果です。

次に、前回の最後と同じように
キッチンとクローゼットの位置関係を利用して
壁一枚を挟んだ場合の性能を確認してみます。

結果は下記の通り。

なんと、51dBです。
静かな事務所レベル。

ただし、同じ条件で行った録音では、
やはり「バン」といったような
特徴的な音は録音されてしまっています。

音圧だけで言えば目標は達成していますが
まだ、特徴的な音が残ってしまっているので
さらに対策が必要そうです。

対策案

手とモデルガン本体を突っ込む必要がある関係で
現在では減音ボックス後方に大きな穴が空いています。

なので、この穴を透明な板やビニールシートなどで覆えば
もう少し防音性能が高まりそうです。

ただしその場合は手の入れ方や
モデルガンの出し入れ方法を工夫する必要があります。

まだ、前途多難ですが、
良い防音性能があるボックスを作ることができれば
極端な話、いつでも発火し放題になりますので
頑張って検討していきます。

〜その3へ続く〜

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