「名機だからこそのマシンピストル化」マルシン U.S.N 9mm M9 ドルフィン X-PFC 組み立てキット その3 〜組み立て〜

こんにちはです(^○^)

前回はちょっと苦戦しましたが
パーティングラインを処理しました。

今回は組み立てを行なっていきます。

はじめに・・・。
マルシンベレッタ系列なので組み立てもスムースと思いましたが
意外と苦戦しました。

その様子も解説していきます。

フレームの組み立て

まず、サブフレームに
フルオートシア、シア、各スプリングを取り付けます。

次にフレームに組み立てたサブフレームを挿入します。

注意点として、フレームに挿入する際に
各スプリングの端っこがフレームに引っかからないようにしてください。

僕はマイナスドライバーやラジオペンチで
端っこをフレームに引っかからないようにしながら
挿入しました。

フレームスペーサーを挿入します。

フレームスペーサーには各スプリングが引っかかるための
溝が掘ってあります。

この部分がちょっと難しくて
スプリングのすぐ近くまでスペーサーを挿入し、
ドライバーでスプリングの足を持ち上げてうまく引っ掛けました。

この操作が終わったらシアーピンでサブフレームを止めます。

エジェクターをピンで止めます。

次にハンマーリリースレバーを組み込みます。
ここ、かなり難しいです。

こんな感じで、フルオートシアーとシアーを
ちょうどいい感じにドライバーの先っちょで起こしつつ

ハンマーリリースレバーを所定位置に挿入して
横からピンを挿入するのですが
まぁ、難しい!

起こしすぎるとドライバーの先っちょから外れてしまいますし
起こしておかないとハンマーリリースレバーが取り付けできません。

また、ピンも深く打ちすぎると
フルオートシアーが動かなくなります。

何回かトライして、
ピンを深く打ち込みすぎたら適当なピンで戻しつつ
なんとか組み立てました。

ラッチリリースボタン、ディスアッセンブリングラッチを組み付けます。

ここら辺は通常のベレッタM9と同じです。

ハンマーを組み込みます。

ハンマースプリングを組み込んで動きを確認します。

トリガーを組み込みます。

スライドキャッチを組み込みます。
まずはスライドキャッチブシュを組み込んでから
スライドキャッチとスプリングを組み込みます。

トリガーバーを組み込みます。

これはM9A1組み立ての時に若干苦戦しましたが
今はラジオペンチでバネ端を掴んで
持ち上げれば良いとわかっているので
特に問題なく組み込めました。

トリガーバースプリングを組み込んで、

マガジンキャッチを組み込みます。

最後にグリップを取り付けます。

バレルの組み立て

新型チャンバーピン、Xチャンバーピンをバレルに挿入します。

挿入には付属のローダーを使います。

ロッキングブロックプランジャーを組み込みます。

ロッキングブロックを組み込みます。

ロッキングブロックスプリングは
径の大きい方をロッキングブロックに組み込みます。

スライドの組み立て

スライドへエキストラクターを組み込みます。

スライドとブリーチのずれが大きく
エキストラクターピンが最後まで挿入できませんでした。

・・・後々、このエキストラクターでトラブルが起きます。
内容と対処方法は後ほど。

セフティレバーを組み立てます。

セフティレバーを組み立てます。

下にある小さな部品が
トリガーバープランジャーとそのスプリングですが

それを挿入する穴が途中で塞がってます。

幸い、ちょっと厚い膜が貼ってるだけのようなので
プランジャーを使って穴を貫通させ
やすりで仕上げて動くようにします。

セフティレバーを組み込みます。
マルシンベレッタM92系列共通しての難所です。
下記写真を参考に組み立ててください。

フルオートレバーを組み立てます。

このレバー、緩みやすいです。
発火するときは定期的に緩みを確認したほうが良いです。

完成へ

バレルをスライドに組み込みます。

スライドのフルオートレバーが
セミオートの位置になっていることを確認してから
スライドをフレームに組み込みます。

マガジンを挿入して完成です。

トラブル発生

いつも通りオイルレスで組み立て、
→手動で装填・はいきょうして当たりをつける
→分解・清掃
→オイルつけて完成
という手順を踏む予定で動いていました。

で、手動で装填・はいきょうをはじめたのですが・・・。

「エキストラクターが、カートのリムを噛まない・・・」

という症状が発生しました。
なので、はいきょうされず弾詰まりに・・・。

そこで、問題なくガチャガチャできた
M9A1と比べてみました。

こちらがM9A1のエキストラクター↓

そして、ドルフィン↓

ご覧の通り、エキストラクターの開度が全然違います。

スライドを観察すると、
どうもエキストラクターの挿入溝後端で
エキストラクターが引っかかって動けていないようです。

そこで、溝をやすりで削ってうまく動くようにしました。

ただ、それでもうまく噛むことができないので
エキストラクターの爪部分を慎重に斜めに削りました。

これようやっと自然とはいきょうされるようになりました。

余談ですが、今回の対応には写真の2mmポンチが大活躍しました。
なんせ、ピンが抜けなくてAmazonで購入して叩いたら一発。

そのほか、セフティレバーの動きが激渋で
最初の頃はプラハンマーで叩いて動かしたりと
ベースは古いモデルだからか、
色々と不都合が出ているようです。

ともあれ、トラブルはありましたが
なんとか組み立てることができました。

おりを見て発火していきます。

〜その4へ続く〜

 

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