「組立キット入門の定番」マルシン ベレッタM9 ~その2:パーティングライン処理編~

こんにちはです。

前回は開封の儀と部品の確認まで行いました。

今回は組み立てキットモデルの楽しみ、
「パーティングラインの処理」
を行なっていきます。

 

プラスチック部品は大抵、金型という、金属の型に
樹脂を高圧で流し込むことで成形します。
(射出成形って言います)

その際に、型の合わせ目から
どうしても樹脂が型の外に逃げようとするので
その部分だけ盛り上がります。

その盛り上がった部分が線状に見えることから
パーティングラインと呼ばれています。
(パーティング:分ける、ライン:線)

で、このラインは実銃では本来ない部分です。

完成品であればここを削り落として
出荷するのが一般的ですが、

キットモデルではこの部分の処理が必要です。

マルシン ベレッタですと、
処理をした方が良いのは
バレル、スライド、フレームの3点。

・・・まぁ、ハンマーなどの金属部品にも
パーティングラインがあるっちゃあるのですが

金属で削るのが大変ですし、黒染めが落ちてしまうので
僕はやってません。

最初はデザインナイフやカッターで
ラインを削り落とします。

https://youtube.com/shorts/VbRE4UU88pU
(↑パーティングラインを削っている動画です。
なぜかサムネイルが表示されない・・・)

トリガーガード根本や内部も削ります。
こんな感じで、傷が入っちゃっても大丈夫です。
後から紙やすりで全体を整えますので。

削りおえたあとがこちら。
傷だらけです。なので、

紙やすりを用いてきれいにしていきます。

パーティングラインを削ってない部分と
肌の状態を揃えるのが目的なので
全体を満遍なくやすりがけします。

ちなみに平面を紙やすりだけでやすると
エッジ(角)が丸まってしまうので

こんな感じで、木の板に
やすりを貼り付けてやすると良いです。

あとやするときのなのですが、
下のリンクの動画のように

  • 縦方向にやすったら、次は横方向にやする
  • やする方向は常に1方向。

といった形でやするときれいにできます。

https://youtube.com/shorts/pgBdAO8hIko
(これもなぜかサムネイルが表示されない・・・)

400番でやするとこんな感じになります。

同じように次は600番でやすり、
最後はスチールウール(ボンスター)で磨きます。

スチールウール(ボンスター)は
柔軟に曲がるので特に曲面をきれいにしたい時に
大変重宝します。

ただ、削りかすが細かいので
作業中はマスクが必須です。

スチールウールまでかけ終わるとこんな感じです。

細かい削りかすが付いているので
水で洗って乾燥させます。

乾燥が終わったら、いよいよ組み立てです。

今回はここまで。

〜その3へ続く〜

スポンサードリンク

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください