GM-7.5の装填不良を検証・対策してみた。~その3:発火による検証~
みなさん、こんにちはです(^-^)
前回は「1マガジン目のジャム」の対策を検討しました。
今回、対策が有効かどうか検証実験を行いましたのでご紹介します。
実験条件
- 使用モデル:Mule×タニオ・コバ GM-7.5 M1911A1 ミリタリー
- 対策:GM-7では標準装備だったリコイルアシストスプリングをバレルに装着。
- 使用カートリッジ:使い捨てオープンカートリッジ、オープンハードアルマイトカートリッジ
- ブローバックトリートメントは使用しない。
- 発火数:使い捨てオープンカートリッジ 47発、のちオープンハードアルマイトカートリッジ 8発
- クリーニング:2マガジン14発ごとに簡易クリーニング。
使い捨てオープンカートリッジは8回くらい使用後のものなので、そろそろ寿命を迎えるカートリッジが混じっているかもしれません。
オープンハードアルマイトカートリッジについては元々快調だったため、リコイルアシストスプリング装着の影響がないかテストします。
実験結果
ご覧の通り、装填不良は0%。発生しませんでした。「1マガジン目のジャム」に対しては有効な手段になっていることがわかります。
しかし、不発率が増大しました。もともと、不発が発生する(2~8%、過去のデータに関してはまとめページからご参照ください。)モデルでしたが、約2倍の発生率になっています。オープンハードアルマイトカートリッジでも、発火数が少ないこともありますがかなり高い不発率です。感覚としては1マガジンにつき1~2発不発になっています。
これが、本体の劣化が原因なのか、リコイルアシストスプリングの影響なのか、はっきりとはわかりませんが今度は不発に対して対策が必要なようです。
これに関しては「1マガジン目のジャム」に比べればだいぶ見通しがききます。ハンマースプリングのテンションを調整してやればいいので、マルシン ワルサーP38で行ったようなスプリングのかさ上げで対処できそうです。アクリルパイプ1本あれば調整できます。
今回の対策により、装填不良については解決できたと思います。要のリコイルアシストスプリングはメーカー生産終了品とのこと。500円もしないスプリングですので、同様の症状で悩まれている方は購入を検討してみてください。モデルガンパーツショップM9で取り扱っています。