減音ボックス2開発記録 その3 〜機能試作品テスト2 入り口にビニールカバー追加〜
こんにちはです(^○^)
前回は機能試作品を作成し実験しました。
今回は小改造ですが改良して
実験してみたので書きます。
前回の結果
前回は減音ボックスの外で74dBでした。
また、壁越しの騒音を想定したキッチン-クローゼット間で51dBでした。
50dBですと、静かな事務所くらいの騒音だそう。
なので、数値的には十分だと思いますが
実際に録音すると「バン」という音はするので
もう少し改良することにしました。
今回の改良
試作品で音が漏れる部分は
手を突っ込むこの部分です。
モデルガンと手を出し入れする部分なので
どうしても吸音材をつけれない。
なので、ビニールカバーで覆ってみました。
手を入れられるように切り込みを入れてます。
使ったのはホームセンターで売っていた
園芸用のビニールシートです。
実験
実験条件は前回と同じです。
減音ボックスの外で測定するときは
50cm離して騒音測定アプリを起動した
スマホを設置。
壁越しの騒音を想定した実験では
クローゼットにスマホを設置して
キッチンで発火させます。
それでは実験です。
まず、減音ボックスの外で発火です。
前回、同条件で74dBであったのに対し、
今回は66dBと8dBも下がってます。
開口部を塞ぐだけでこんなに下がるのですね。
次にキッチン-クローゼット間です。
前回とそれほど変わらず、50dB前半でした。
音を録音してみましたが、
少し音は小さくなってますが
それほど変わっている感じではありませんでした。
今後の改良 「二重構造を試してみる」
その1にて、
「目標値としては、ボックスの外で
40〜50dB代、いっても60dB代を目指したい。」
と書きました。
今回、箱の外で60dB代は達成したのと、
実際の壁越しを想定した実験で
50dB前半ですので、
一応、このまま本命を作成しても
大丈夫かもしれません。
そのため、最後に二重構造を試して
機能試作を終了としたいと思います。
二重構造は初代減音ボックスのように
大きな箱の中に小さな箱を設けて
その間に吸音材を詰め込む構造です。
・・・それ以上の方法は思いつかないです。
機能試作機の改良ができたら試験します。
〜その4へ続く〜
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邪道かもしれませんが、手を出し入れする部分に、ゴム手袋を内側に向けて貼り付けてはいかがでしょうか?
(「危険物を扱う実験ブース」のイメージです)
素手では持てなくなりますが、こうすれば隙間はふさげるような気がします。
しかし、箱自体を簡単に分解・結合できる構造にしなければ、銃を出し入れできなくなりますが。
コメント、アドバイスありがとうございます。
ゴム手袋案も考えたのですが、
奥まで手を突っ込めるような
長いゴム手袋がホームセンターにあったかどうか、
頭に思い浮かばなかったので
より簡単に実現できそうな方法から試した次第です。
(実験機でうまく行ったら長物も入るような
組み立て式の大型ボックスを考えております。)
出し入れは天板を外して、天井から行えるようにしようかな、と考えております。
(減音ボックス内にカメラも設置して、発火動画を撮れるようにもしたいので。)
ただ、おっしゃる通り、長い手袋と
それを隙間なく手を出し入れする部分にくっつける方法があれば
防音性能は飛躍的に上がりそうなんですよね・・・。
悩ましいところです。