「マルシンの隠れた名機」マルシン ブローニング・ハイパワー その1:このモデルについて

ガタ。

機械設計をしていると、必ず悩まされるワードです。

機械を組み立てる時には、
部品と部品の間にある程度すきまがないと
組み立てることができません。

例えば、直径10mmぴったりの穴に
直径10mmぴったりの棒は入りません。

なので、穴の直径をちょっとだけ広げたり
棒の直径をちょっとだけ小さくしたりします。

この「ちょっとだけのすきま」が
いわゆるガタになります。

他にも、プラスチック部品など、
金型を用いて大量生産される部品は
金型の痛みからガタが大きくなることがあります。

プラスチックを金型で生産する方法は
主に射出成形となるのですが

金型に加える荷重は数トンクラスであり
この荷重が何度も加わることから
金型自体が傷んで劣化してくることがあります。

そうすると、場合によっては
部品の成形がうまくいかない部分が発生し
ガタが広がる一因になります。

さて、どうしてこんな話から始めたかというと
今回紹介するモデルガンには

元となった実銃の特有の構造と、
ガタ

この二つがミックスされた特有の持病があるからです。

お待たせしました、今回の主役の登場です。

マルシン工業のブローニングハイパワーです。

確か高校生くらいの時に組み立てキットを購入し
組み立てたものです。

組み立てた当初は、
グリップの握り心地が棍棒のようなベレッタM9と同じ
ダブルカラムマガジンとは思えない
素晴らしいグリップ感に感動を覚えた記憶があります。

(同社ベレッタM9の記事はこちら)

また、個人的にパーティングライン処理が
一番うまくいったモデルでもあります。

いまだにこのモデルを触ると
処理したパーティングラインを指でなでなでしてしまいます(笑

ただ、このモデルを快調に動作させるには
冒頭でお話しした持病を克服する必要がありました。

一言で言えば、

「ガタとの戦い」

です。

その問題と解決方法については
次の記事でお話しします。

〜その2へ続く〜

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