「The ブローバックマシーン」Mule×タニオ・コバ GM-7.5 M1911A1ミリタリー ~その24:トリートメントあり・なし耐久後ラバーヘッドの比較~

みなさん、こんにちはです(^-^)

前回はトリートメントありなしによる発火の比較を数値によって行いました。

今回はラバーヘッドを見ていきます。

まずは正常品のラバーヘッドです↓

厚みをノギスで測定すると、3.45mmありました。

次に、正常品とトリートメントなし188発発火後、前方(チャンバー側)のラバーヘッドの様子です↓

※以降、左側が正常品、右側が発火品です。

外径はそれほど変化ありませんが、内径が明らかに広がっています。また、厚みは2.85mmでした。どちらも発火の圧力を受け続けた結果と考えられます。

正常品とトリートメントなし188発発火後、後方(マズル側)のラバーヘッドの様子です↓

下は上のものを裏返した写真です。裏側(チャンバー側)に行くにつれて末広がりになっています。チャンバー側のほうがより強い圧力を受けるため広がったものと考えられます。厚みは3.30mmと若干減少していました。また、切れが発生しています。

一方、正常品とトリートメントあり274発発火後、前方(チャンバー側)のラバーヘッドの様子です↓

トリートメントなし品と同様に穴が広がっています。また、厚みは2.7mmとトリートメントなし品より薄くなっています。

正常品とトリートメントあり274発発火後、後方(マズル側)のラバーヘッドの様子です↓

やはり、トリートメントなし品と同様に末広がりになっています。厚みは3.2mmとこちらもトリートメントなし品に比べて若干厚みが薄くなっています。

最後に、トリートメントあり、なしの比較です↓

左がトリートメントあり、右がトリートメントなし、写真上が前方、下が後方のラバーヘッドです。また、下の写真は上の写真を裏返したものです。

若干ですが、トリートメントありのほうが穴が広がっています。どうやら、ラバーヘッド厚みの減少量や穴の広がりは発火数が多くなるほど大きくなるようです。

トリートメントありのほうがより薄くなるまで切れずに耐えていることから、トリートメントの潤滑作用でラバーヘッドとカートリッジ内面がよく滑り、ラバーヘッドに加わる摩擦力が低減されるため、より多くの発火に耐えられると考えられます。

~その25へ続く~

まとめページへ

スポンサードリンク




コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください