モデルガンとは?を解説します!~その4:金属モデルガン~

みなさん、こんにちはです(^-^)

今回は金属モデルガンについて解説します。

ということで、金属モデルガンはこちらです↓

ゴージャスです!

しかし、モデルとなった実銃はこんな感じです↓

(Wikipediaより引用)

そうです。金ぴかの実銃じゃないんです。

「弾丸の発射機能以外の機能を再現した模型」であるはずのモデルガンがなぜ実銃とかけ離れた色をしているのか、これには理由があるのです。

モデルガンは過去に2回法規制を受けています。実弾を発射できるような改造をされ、犯罪に使用されることが後を絶たなかったためです。なにせ、最初期のモデルガンは現在とは異なり鉄でできていたそうですから。(父親がモデルガンブームの世代なので、話はよく聞いてます。)(※)

 


※2021/10/17追記
公式ツイッターにて、

「金属製モデルガンが容易に改造されていたと言う表現はあまり正確ではないと思います。
素人が簡単に殺傷能力がある改造銃を簡単に作れると言うのは誤解を受けると思います。
あくまでモデルガンのパーツを流用して改造銃が作られた為と。

モデルガンは亜鉛ダイキャスト製でした。鋳物と同じく脆く、
鉄製の実銃のように実弾の火薬を使用すれば銃そのものが破損する恐れも多分にあったようです。
当時からメーカーはバレルにインサートを入れ改造防止策をとっていました。」

というコメントをいただきました。

確かに、
「実弾を発射できるような改造をされ、犯罪に使用されることが後を絶たなかったためです。」
という文章は、

「普通の人でも作れるのか、それとも特別な悪意を持った人が作ったのか」

ということは明記しておらず、また、パーツの流用なのか、
あるいはモデルガンそのものを小改造して作られたのか、ということも書いておりません。
(こちらは私の父の話がベースになっております)

また、「なにせ、最初期のモデルガンは現在とは異なり鉄でできていたそうですから。」
という文章についても、私の父が話したことを記載しており、
父の子供の頃(50年以上前です)の記憶なのですが、

特にこのことを記載していなく、
「半世紀以上前の子供の頃の記憶」という非常に曖昧なものであることが
伝わりづらくなっております。

しかし、この部分は私の父から聞いた話をベースに書いており、
当時を知る父とコメントいただいた方で内容に差異があることも事実です。

(そもそも、50年以上前の出来事であり、今よりもずっと情報の取得手段が限られ、
報道関係の規制も緩かったはず(つまり過激な報道が可能)ですから、
個々人で記憶の差異が出ても当たり前だと思います。)

そこで、この件につきましては元の文章は変更せず、
コメントいただいた方のコメント内容も併記し、このような説明文を掲載することにいたしました。

おそらく、この問題に関してはいろいろなご意見があると思いますが
この件について、このような対応をいたしますことをご理解いただければ幸いです。


 

現在はその2で解説したとおり、材質については厳しく規制されています。また、それとは別に構造についても細かく規制が入っています。

その中に、「金属製の拳銃型のモデルガンについては、表面を白色か黄色(金色)で着色すること」という規制が入っております。これが最初に上げた金属モデルガンが金ぴかである理由です。その他に銃腔は完全に閉塞しなければなりません。こんな感じに↓

閉塞されているので、プラスチックのモデルガンと違い発火させたときの「銃口から立ち上る煙」の様子を再現することはできませんし、色も実銃と違っていて変です。

デメリットばかりに見える金属モデルガンですが、プラスチックモデルガンにはない、金属モデルガンのみのメリットもたくさんあります。

  1. 圧倒的な重量感。プラスチックは金属に比べるとどうしても軽いです。金属モデルガンは実銃とは異なる金属とはいえ、プラスチックに比べ圧倒的に重いので、手に加わる重さが雰囲気を盛り立ててくれます。
  2. 金属と金属が織りなす、凛とした作動音。プラスチックモデルガンだと、部品が動いたときにプラスチック同士、あるいは金属とプラスチックがぶつかるため、衝撃がプラスチックにより吸収され、いい音が出ません。金属モデルガンでは、金属同士がぶつかるため「チーン」という凛としたいい音がします。
  3. 大質量によるブローバック時の圧倒的な反動!オートマチックのモデルガンでは火薬を使ってカートリッジの自動装填・排莢機能を楽しむことができます。この、カートリッジの自動装填・排莢機能のことをブローバックと呼びます。動作する部品が軽いプラスチックでなく重い金属なので、体に感じる反動が圧倒的にシャープで重いです!ご察しのとおり、筆者は金属モデルガンのブローバックが大好きです!

後半になるにつれだんだんマニアックになっていくメリット紹介でしたが、結局のところモデルガンは、「制限がある中、どれだけ本物の雰囲気を味わえるか」の趣味なのです。

銃という危険なものをモデルアップの対象にしたモデルガンですが、趣味の世界だからこそ、厳しい法規制があって安心できるなと感じています。

知らない間に違法なものをつかまされていた、なんてなったら気軽に手を出せなくなってしまいますからね。

以上、金属モデルガンについての解説でした。~その5へつづく~

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